行政が発表する阿倍野区待機児童数は「ゼロ」に近い水準で推移しているとアナウンスされることがあります。しかし、ここには「特定の保育園のみを希望して空きを待っている児童」や「認可外施設に入所しながら転園を希望している児童」など、いわゆる「隠れ待機児童(利用保留児)」が含まれていない点に注意しなければなりません。
実質的な倍率を示す阿倍野区保育園倍率を年齢別に検証すると、以下のような明確な傾向が見て取れます。
・0歳児:1.1〜1.4倍前後
産休・育休明けのタイミングによって差があるものの、比較的内定が出やすい年齢帯です。ただし、生後6か月未満での受け入れ枠が少ない園もあるため、月齢制限のリサーチが欠かせません。
・1歳児:2.0倍超の激戦区園が多数
育児休業給付金の期限(1歳〜1歳半)を迎える世帯が一斉に申し込むため、最も競争が過熱します。定員に対する申込者数が2倍を超える園も珍しくありません。
・2歳児以降:0.8〜1.2倍
小規模保育事業の卒園児(いわゆる2歳の壁)の受け皿問題が存在する一方で、転居に伴う退園などで局所的に空き枠が発生することもあります。