ピッチ上の力関係を最も雄弁に物語るのが、スペイン代表のボール支配率スタッツです。ルイス・デ・ラ・フエンテ体制下で洗練されたスペインは、伝統のポゼッションサッカーに鋭い縦への推進力を融合させ、平均して65%から75%前後のボール支配率をキープします。中盤での緻密なパス交換から相手を自陣深くに押し込み、アタッキングサードへの侵入回数で相手を圧倒するスタイルは健在です。
大手ブックメーカーやデータ分析機関が算出する得点期待値(xG)と勝敗オッズ比較を見ても、その格差は明確です。スペインの勝利オッズは通常1.10〜1.25倍前後の圧倒的本命に設定され、得点期待値(xG)でもスペインが「2.50〜3.20」、カーボベルデが「0.30〜0.60」と大きな開きが生じます。それでもカーボベルデは、低いxGから鋭いロングカウンター一発で決定機を創出する鋭さを持っており、スタッツの数値以上にスペイン守備陣へ冷や汗をかかせる場面を演出しています。