『シン・エヴァ』公開後、ファンの間で最も熱い議論を巻き起こしたのが、アスカと「ケンケン」こと相田ケンスケの関係です。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から『シン・エヴァ』に至る14年の空白期間において、肉体が14歳のまま成長を止める「エヴァの呪縛」に囚われたアスカを受け止め、生活を支えていたのが大人になったケンスケでした。第3村での二人の距離感は、単なる恋愛関係というよりも、「傷ついたアスカが無条件で甘え、頭を撫でてもらえる唯一の保護者・精神的シェルター」として描かれています。
親の愛情を知らずに育った式波にとって、ケンスケの存在は初めて手に入れた「自分をありのまま認めてくれる居場所」でした。シンジとの恋愛的な執着を手放し、一人の人間として自立するために不可欠なパートナーシップであったと解釈されています。