「ボックスにコードを力任せに押し込めばスッキリする」という認識は、配線管理における最大の誤解です。太い電源コードやLANケーブルを無理な角度で急激に曲げてボックス内に押し込むと、内部導線が部分断線(半断線)を起こし、局所的な異常発熱を誘発します。
また、素材自体の特性にも留意が必要です。多くの100均ボックスに使用されている一般的なポリプロピレン(PP)樹脂は、軽量で加工性に優れるものの、難燃性(自己消火性)規格を取得しているわけではありません。万が一の火花発生時に延焼を食い止める性能は、電設資材メーカーの難燃グレード製品とは明確に異なります。