タフィーの真骨頂は、庇護欲をそそる赤ちゃんのような外見と、それに似合わぬ無鉄砲な行動力とのギャップにある。宿敵であるトム・キャットの鋭い爪や罠を前にしても、当の本人は一切の悪意なくミルクやごちそうを求めて突き進む。その純真無垢な暴走が、結果的にトムを徹底的に追い詰めていく。
中世フランスを舞台にした銃士シリーズ(『三銃士』のパロディ)では、流暢なフランス語(または小生意気な言葉遣い)を操りながら、小さなレイピアを手にトム・キャットと堂々と渡り合う。危険を意に介さないその奔放さは、機転で戦うジェリー・マウスとはまた異なるダイナミズムを画面にもたらしている。