繁本護氏のキャリアの骨格を成しているのは、卓越した理系バックグラウンドと経済産業省での政策立案経験です。山口県周南市(旧徳山市)に生まれ、名門・山口県立徳山高校を経て京都大学工学部衛生工学科へ進学。同大学院工学研究科修士課程を修了後、1997年に通商産業省(現・経済産業省)へ入省しました。
官僚時代は、主に産業技術政策、省エネルギー・新エネルギー開発、中小企業金融対策などに深く関与。第2次安倍政権下では内閣官房へ出向し、総理大臣秘書官補として官邸主導の重要政策調整を担いました。まさに「政策の最前線で国家の青写真を描いてきたテクノクラート」であり、当時の同僚官僚や省庁OBの間でもその分析力と実務処理能力は高く評価されていました。
安定した官僚キャリアを捨てて政界進出を決断した契機は、学生時代を過ごした「京都」への強い愛着と、地方経済の構造疲弊に対する強い危機感でした。2016年、自民党京都府連が実施した京都2区支部長公募に名乗りを上げ、政策プレゼンテーションで圧倒的な評価を得て選出。2017年の第48回衆議院議員総選挙で政界への第一歩を踏み出しました。