レストランの星の数はどう決まる?ミシュラン格付けの審査基準と驚きの裏側

レストランの星の数はどう決まる?ミシュラン格付けの審査基準と驚きの裏側

レストランの星の数はどう決まる?ミシュラン格付けの審査基準と驚きの裏側とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

多くの人が誤解しがちですが、ミシュランガイドにおける星の評価は、店舗の豪華な内装、贅沢な調度品、あるいは格式高い接客サービスに対して与えられるものではありません。公式発表資料およびミシュランの基本方針によると、星の評価対象は純粋に「皿の上の料理そのもの」に限定されています。

世界中のどの都市であっても、評価は以下の5つの世界共通基準に基づいて下されます。

  • 素材の質(Quality of the ingredients):厳選された食材の鮮度やクオリティ、旬の見極め。
  • 料理技術の習練度(Mastery of flavour and cooking techniques):火入れ、味付け、テクスチャーの調和など調理技術の完成度。
  • 味付けの調和と料理に現れるシェフの個性(The chef’s personality in the cuisine):他の誰の模倣でもない、シェフ独自の感性や独創性。
  • 料理のコストパフォーマンス(Value for money):支払う価格に対して提供される料理の価値が見合っているか。
  • 常に変わらない料理の一貫性(Consistency across the entire menu and over time):いつ訪れても、どのコースメニューを頼んでも高いクオリティが維持されているか。

特に難易度が高いのが5番目の「一貫性」です。一度きりの素晴らしい料理ではなく、1年を通じて複数回訪れる覆面調査員に対し、常に寸分の狂いもない最高の一皿を提供し続けなければ、星の獲得や維持は叶いません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。