『プロポーズ大作戦』でヒロイン・吉田礼を演じた際、長澤まさみは当時わずか19歳(放送期間中に20歳を迎える)でした。高校生時代のセーラー服姿から、大学生、そして20代半ばの社会人・花嫁姿までをひとつの作品の中で見事に演じ分けた表現力は、当時のドラマ関係者や視聴者に大きな衝撃を与えました。
強がりで素直になれず、健に対してつい「健フォーエバー!」と怒鳴ってしまう幼なじみならではの距離感。その一方で、心の中では誰よりも健を想い続けている切ない眼差しや揺れる感情の機微を、当時10代だった長澤まさみは極めてナチュラルに表現していました。無邪気な笑顔と大人びた憂いを含んだ表情のギャップこそが、吉田礼というキャラクターに唯一無二のリアリティを吹き込んでいたのです。