大手進学塾(ステップ、湘南ゼミナール、臨海セミナーなど)および神奈川県統一模試の追跡データによると、神奈川県立多摩高校の合格ラインは年々上昇を続けています。県内公立高校入試における偏差値帯としては68〜70が標準的な合否判定基準となっており、全国レベルの公開模試(駿台やVもぎ等)の基準に換算すると偏差値71前後に位置付けられます。
神奈川県公立高校入試の一次選考において、多摩高校は学力検査・調査書(内申)・特色検査の比率を極めて学力重視に設定しています。内申点は中学校3年間の成績が反映されますが、中2の学年評定(45点満点)と中3の学年評定を2倍した数値(90点満点)の合計135点満点で算出されます。安全圏を目指す場合、内申点目安は124〜130点、いわゆる「オール5に近い4と5の混在」がベースラインとなります。
ただし、近年の選抜では学力検査の得点力が極めて重視されるため、内申点が115〜118点程度とややビハインドを背負った受験生でも、当日の学力検査で440点超、特色検査で65点超を叩き出して逆転合格を果たす事例が複数確認されています。以下の表は、最新の入試結果と大手塾追跡データから算出した多摩高校の合格基準および目安値の総括です。
合格者平均点が430点前後に達する試験において、基礎知識のミスは命取りです。難問を解き切る発想力だけでなく、標準レベルの問題で満点を確保する精緻な計算力と時間配分能力が、合格最低ライン(ボーダー)を上回る大前提となります。