大海軒毛呂山店に行列ができる理由とは?煮干しの名店を徹底解剖

大海軒毛呂山店に行列ができる理由とは?煮干しの名店を徹底解剖

大海軒毛呂山店に行列ができる理由とは?煮干しの名店を徹底解剖とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

大海軒毛呂山店を語る上で欠かせないのが、東京・杉並区の超名店「永福町大勝軒」との深い系譜関係です。ラーメンファンの間では周知の事実ですが、つけ麺の生みの親として知られる山岸一雄氏の「東池袋大勝軒」と、草村甚八氏が開いた「永福町大勝軒」は屋号こそ同じなものの、歴史的ルーツと味の設計思想はまったく異なります。大海軒が引き継ぐのは、紛れもなく後者の永福町大勝軒の血脈です。

提供される丼が銀色のアルマイト製トレイに載せられて運ばれてくる配膳スタイルは、永福町直系の象徴とも言える様式美です。両手で丼を抱えられないほど熱々の状態で届くその秘密は、スープの表面を隙間なく覆う上質なオランダ産カメリアラードの油膜にあります。このラードの層が強力な断熱蓋となり、冬場であっても最後の一滴まで湯気すらほとんど立たせず、熱湯のごとき高温を保ち続けます。

麺は永福町系御用達として名高い「草村商店」の中太縮れ麺。一般的なラーメン店の並盛りが茹で前130g〜150g程度であるのに対し、大海軒毛呂山店では標準(並)で堂々の2玉(茹で前約300g)が巨大な洗面器大の特大丼に収まります。この規格外のスケール感と、煮干し出汁がじんわり染み渡る黄金色スープの一体感こそ、長年多くの食通を虜にしてきた源流の味わいです。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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