中東の紛争地域やアフリカの貧困地帯における取材は、彼女の活動の中核をなしている。特に長引くシリア内戦やイラクの情勢下で、人権・難民問題の現場に直接足を運び、家を追われた人々の苦悩と力強さを撮影し続けてきた。
過酷な避難民キャンプでの生活の中でも、人々は家族を愛し、明日への希望を捨てずに生きている。難民という記号的な言葉で一括りにするのではなく、名もなき一人ひとりのストーリーを丁寧に紡ぎ出すアプローチは、国際社会の冷淡な視線に対する抗議でもある。現地で重ねた無数の対話が、彼女の写真に深い奥行きと真実味を与えている。