生徒たちの創意工夫は、指導の目を潜り抜ける技術にも表れている。例えば、登校時にはストレートアイロンで真っ直ぐに伸ばしてチェックをクリアし、下校時にはワックスやオイルを使って束感を出す手法はもはや常識だ。
また、前髪の内側だけを薄く漉く「シークレットレイヤー」や、耳にかけたときだけ見える隠れサイドバングなど、美容師とタッグを組んだ高度な施術が増えている。ある都内の人気スタイリストは「高校生からのオーダーで一番多いのは『学校で怒られないけれど、休日はしっかり巻ける髪型』です。校則の隙間を縫うカッティング技術が今、最も求められています」と明かした。