放送を取り巻く環境の変化も止まらない。世界陸連(World Athletics)が推進するグローバルなデジタル戦略と足並みをそろえるように、国内の視聴体験も激変している。その中核を担うのが民放公式テレビ配信サービス「TVer」だ。
かつては深夜の地上波放送に張り付くのが定番だった観戦スタイルが、スマホやタブレットでのリアルタイム配信、追っかけ再生、マルチアングル観戦へと一気に拡張した。出先で注目の男子100m決勝をチェックし、帰宅後に大画面でハイライトを振り返る。中継スタッフやMC陣にとっても、テレビの画面サイズだけでなく「手のひらの画面」でいかに競技のダイナミズムを伝えるかが重要なテーマとなっている。