秋田犬を飼うにあたって最大の身体的ハードルとなるのが膨大な散歩量です。運動不足は強いストレスとなり、無駄吠えや攻撃性の引き金となります。
散歩は「朝晩各1時間、1日合計2時間以上(距離にして1日6〜10km程度)」が必須条件です。ただ歩かせるだけでなく、早歩きや坂道を取り入れた負荷のある運動が求められます。雨の日や猛吹雪であっても欠かすことは許されず、飼い主側の強靭な体力と時間的余裕が絶対条件となります。
しつけにおいて最も重要なのは、生後3〜4ヶ月までの「社会化期」の過ごし方です。この時期に多くの人間、他の犬種、車の走行音や街の喧騒に慣れさせ、極端な警戒心を和らげる訓練を行います。
訓練時のコツは「力でねじ伏せる体罰」を絶対に避け、「毅然とした態度と一貫性」で接することです。秋田犬は非常に高い知能を持っています。飼い主の指示がブレたり、弱気な態度を見せたりした瞬間に主従のパワーバランスが崩れます。プロのドッグトレーナーによる幼少期からの指導を取り入れることが、事故を防ぐ最も確実な選択肢です。