集英社の『週刊少年ジャンプ』が生んだ金字塔、古舘春一による原作漫画。紙面から溢れ出す躍動感とダイナミックなコマ割りは、読者の心を掴んで離さなかった。その名シーンに命を吹き込んだのがアニメ版のキャスト陣だ。中でも星海光来の「自分が弱いと知ることは、強くなるための第一歩だ」という趣旨のセリフや、コート上での圧倒的な跳躍シーンにおける花江の演技は圧巻の一言に尽きる。
アフレコ現場において、花江は古舘が描くコマの余白やキャラクターの吐息まで意識してマイクに向かったという。ただ声を当てるのではなく、アスリートとしての身体感覚まで表現に乗せるアプローチ。この妥協なき姿勢こそが、原作ファンをも唸らせる名シーンを生み出した鍵となっている。