ネットのコミュニティや知恵袋などでダウンロード版に対するネガティブな体験談を調査すると、いくつかの共通した落とし穴が浮かび上がってきます。購入前に想定していなかった障壁に直面し、ストレスを感じるケースが後を絶ちません。
ユーザーが最も後悔する要因の筆頭は、「クリアした後に売却できない」という経済的な損失感です。パッケージ版であれば、発売直後に集中してクリアし、フリマアプリなどで定価に近い価格で手放すことで、実質1,000円〜2,000円前後の出費で最新作を体験できます。しかしダウンロード版はアカウントに恒久的に紐づくため、自分に合わないゲームを掴んでしまった場合でも1円も回収できません。
さらに見落とされがちなのが、「家族や友人とのソフト貸し借り問題」です。パッケージ版であればカードを渡すだけで誰の本体でも遊べますが、ダウンロード版の場合はニンテンドーアカウントの設定が必要となり、共有には一定の制約が伴います。「子ども同士でソフトの貸し借りができず、結局パッケージ版を買い直した」という家庭の声も現場取材では多く聞かれます。
加えて、ダウンロード速度のボトルネックによるストレスも挙げられます。大作ソフトになるとデータサイズが15GB〜25GBを超えることも珍しくありません。自宅のWi-Fi環境が脆弱な場合、購入してからプレイ開始までに数時間〜半日以上の待機時間を要し、「今すぐ遊びたい」という欲求が削がれてしまうトラブルも頻発しています。