砂町銀座商店街の名を一躍全国区にした立役者といえば、毎月10日に開催される「ばか値市(ばかねいち)」です。毎月1回、商店街加盟店が一斉に目玉商品を赤字覚悟の破格で提供するこの特売日は、通常の週末をはるかに上回る凄まじい人出を記録します。
店頭には「1パック50円」「野菜3点100円」といった衝撃的な値札が並び、開店前から常連客がシャッターの前に並びます。特に生鮮食品店や日配品を扱う店舗の熱気は凄まじく、商店街振興組合の関係者によると、ばか値市当日の来街者数は通常平日の2倍近くに跳ね上がると言います。
ただし、旅行者や遠方からの来訪者がばか値市に参戦する場合、いくつか留意すべき点があります。目玉商品は午前10時〜11時台で完売してしまうケースが多く、狭い通路で人と肩がぶつかり合うほどの混雑となるため、のんびりと食べ歩きを楽しみたい方には少々過酷な環境です。純粋に商店街のレトロな風情や惣菜の食べ歩きを満喫したいなら、あえて「ばか値市」の開催日を避けた通常の平日または土曜日を選ぶのが得策です。