北千住駅西口のペデストリアンデッキを降り、細い路地へと足を踏み入れると、どこか懐かしい街並みの中にひときわ活気を放つエントランスが現れます。木樽や黒板メニューが並ぶファサードを抜けて扉を開けると、立ち込める炭火の香ばしい薫煙と、ワイングラスを傾ける客の笑顔が出迎えてくれます。
ネット上の情報やグルメアプリでは「とにかく肉のボリュームが規格外」「ワインがリーズナブルで止まらない」という賛辞が飛び交っていますが、その熱気は単なる話題作りではありません。取材班がカウンター席から厨房を観察すると、熟練の焼き手が肉の塊と真摯に向き合い、芯温を測りながら絶妙な火入れを施す姿が確認できました。
仕入れた上質な牛肉や豚肉、ジビエなどを惜しみなく厚切りにし、豪快でありながら繊細なソースとともに提供する姿勢こそが、店名に冠された「男前」というフレーズの真意です。気取った高級フレンチの敷居の高さを取り払い、日常使いできる本格肉ビストロとして磨き上げられたコンセプトが、感度の高い北千住の飲食層の心を掴んでいます。