匿名同士の気軽なコミュニケーションを売りにする通話アプリ「斎藤さん」ですが、その匿名性を逆手に取った悪質なプライバシー侵害が日常化しています。現在、SNS上で猛威を振るっているのが、通話中の相手を無断で画面録画し、面白おかしく編集して拡散する斉藤さん晒し垢の存在です。
こうしたアカウントが乱立する背景には、SNSにおけるインプレッション(閲覧数)稼ぎや、承認欲求を満たすためのコンテンツ消費があります。通話相手を意図的に怒らせたり、性的な話題を振って相手を油断させたりした瞬間をスマートフォン標準の画面キャプチャ機能で録画。相手の同意を得ずにTwitter晒し動画としてショート動画プラットフォームへ放流するサイクルが定着してしまいました。
特に危険視されているのが、顔出し通話を利用した斎藤さん顔晒しと、通話中の発言を切り抜いた通話録音流出のコンボです。単にアプリ内だけで完結せず、外部のオープンなSNSへ持ち出されることで、不特定多数による嘲笑や誹謗中傷の標的となります。アプリ側の監視システムをすり抜けて行われるこれらの行為は、明確な斎藤さん利用規約違反であると同時に、被害者の平穏な生活を一瞬で破壊する威力を秘めています。