「天然由来のハーブや食品だからいくら飲んでも安全」と考えるのは非常に危険です。健康のために良かれと思って日常的に過剰摂取した結果、深刻な健康被害を引き起こすケースが医療現場から報告されています。
日本肝臓学会などの専門機関が強く注意を促しているのが「健康食品・サプリメントによる薬物性肝障害」です。特にウコンサプリメントは、サプリ起因の肝機能障害における原因物質の上位に挙げられることがあります。アレルギー性の肝障害だけでなく、濃縮された成分を過剰に摂取し続けることで肝細胞に負荷をかけてしまう例が確認されているのです。
さらに見落とされがちなのが「ウコンに含まれる鉄分の問題」です。ウコン粉末や一部のサプリメントには微量ミネラルとして鉄分が豊富に含まれています。C型肝炎、B型肝炎、脂肪肝などの慢性肝疾患を患っている人は肝臓に鉄が沈着しやすく、過剰な鉄分が酸化ストレスを増大させて肝障害を悪化させる恐れがあります。肝臓の数値(ALT/AST/γ-GTPなど)で異常を指摘されている人や通院中の人は、自己判断でウコンを日常摂取せず必ず主治医に相談してください。