ナスの更新剪定で秋ナス大豊作!失敗しない切り戻しと根切りの極意

ナスの更新剪定で秋ナス大豊作!失敗しない切り戻しと根切りの極意

ナスの更新剪定で秋ナス大豊作!失敗しない切り戻しと根切りの極意の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

ネット上の簡易的な解説を鵜呑みにして作業を行い、大切なナスを枯らしてしまう失敗例には共通したパターンが存在します。現場で頻発する3つの盲点と植物生理学的な真実を検証します。

盲点1:すべての葉を切り落として丸坊主にしてしまう(最大の失敗原因)
「更新だから幹だけ残せばいい」と誤認し、葉を1枚も残さずに切り落としてしまうケースです。ナスは葉で行われる光合成によって糖を生成し、そのエネルギーを使って新しい根や芽を動かします。葉をすべて失った株は、地下水を吸い上げる蒸散圧も作れず、新芽を吹く体力が残っていない場合はそのまま窒息するように枯れ果てます。「切り戻した各枝に、必ず元気な本葉を1〜2枚残す」というルールは絶対に遵守しなければなりません。

盲点2:株が完全に衰弱・病気にかかってから剪定する
ハダニが全面に大発生していたり、青枯病や半身萎凋病などの土壌伝染性病害にかかってすでに導管が侵されている株を更新剪定しても、復活することはありません。更新剪定は「自力で回復できる余力がある株」に対して行う外科手術です。株が力尽きる前の7月下旬から8月上旬に、予防的かつ戦略的に実施することが肝要です。

盲点3:剪定直後の過剰施肥による「肥料焼け」
早く元気にしようと焦るあまり、高濃度の液体肥料を原液に近い倍率で与えたり、化成肥料を株元スレスレに大量投入すると、切り口から傷口が入った根が浸透圧で水分を奪われ「肥料焼け」を起こします。肥料は必ず規定量を守り、株元から離れた位置に施すことが鉄則です。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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