どれほど見事な花を用意しても、飾る日を誤ると縁起を損なうとされる。日本古来の風習において最も避けるべきとされているのが、12月31日に飾る「一夜飾り(いちやがざり)」だ。葬儀の準備を連想させるだけでなく、神様をお迎えする誠意に欠けるとみなされる。また、12月29日は「九」が「苦」に通じ、「二重苦」や「苦立て」を連想させるため忌避されるのが通例だ。
では、いつ飾るのがベストなのか。最も縁起が良いとされる最適日は「12月28日」だ。「八」は末広がりで繁栄を意味する吉数とされ、この日までに飾り終えるのが最も清々しい。もし28日を逃した場合は、30日に整えるのが賢明な選択となる。こうした暦の知恵を守ること自体が、新年を清らかな心境で迎えるための大切なプロローグとなる。