すでに白く膿んでしまったニキビを前にして、我々は何をすべきなのか。鏡から手を引き離した後に取るべき最善策は極めてシンプルだ。第一に、患部に一切触れないこと。洗顔料をしっかりと泡立て、摩擦ゼロで皮脂を洗い流した後は、厚生労働省が承認している有効成分配合の医薬品で局所治療を行う。
市販のハイドロコロイド絆創膏(いわゆるニキビパッチ)を安易に貼る行為には注意が必要だ。膿を持った活動性の高いニキビを密閉すると、嫌気性菌であるアクネ菌にとって格好の増殖環境を作り出し、内部で感染が劇症化する恐れがある。浸出液を吸い取って治す湿潤療法は、あくまで「無菌の傷」に有効な手段であり、感染性炎症を起こしている毛穴にそのまま適応してはならない。清潔を保ち、外用薬を塗布した上で、睡眠と抗酸化物質を意識した栄養摂取に徹することが、結果的に最短の治癒ルートとなる。