類まれな泉質ゆえ、週末になると中国自動車道吉川IC周辺や施設前の駐車場には他府県ナンバーがずらりと並ぶ。だが、せっかくの極上湯も芋洗い状態ではその真価を堪能できない。そこで地元常連客が実践している、ストレスフリーな混雑回避ルートと時間戦略を明かそう。
まずアクセスだ。吉川IC直結の幹線道路(県道17号線)は休日の午前11時前後および夕方に激しいボトルネックが発生する。玄人は吉川ICを降りた後、あえて北側の集落を抜ける農道ルートを選択し、山田錦の酒米水田が広がる裏手側から第2駐車場へとダイレクトに滑り込む。このわずかな迂回だけで、週末特有の入場待ち渋滞を完全にパスできる。
入浴時間帯にも明確な黄金律が存在する。狙い目は開館直後の午前10時、あるいは昼下がりの14時半から15時半の空白地帯だ。団体客やファミリー層は11時半頃から館内併設の食事処へ集中し、夕刻のピークは16時以降に訪れる。特に「源泉風呂」は浴槽がコンパクトであるため、この昼の谷間を突くことこそが、気泡を独り占めにする最大の秘訣である。