代議士の日常は、国会での法案審議だけでは完結しない。特に自由民主党をはじめとする各党において、小選挙区選出の代議士は、週末になれば地元へ戻り、冠婚葬祭や支援者回り、陳情処理に追われるのが常だ。
政治学の視点から見れば、代議士は「国家の意思決定者」であると同時に、「地域住民の声を集約するパイプライン」でもある。中央政界のパイプ役としてインフラ整備や産業支援を後押しする役割は、地方政治において今なお絶大な影響力を持つ。
党内派閥や政策グループの会合では、政策の勉強会と並行して、次の選挙に向けた情報交換が激しく交わされる。生き残りをかけた代議士たちの生々しい活動が、政党組織を内側から動かしている。