硬くなった皮膚を用心深くカッターナイフや爪切りで削り取る行為は、最も避けるべき危険な自己療法だ。もしその病変が尋常性疣贅であった場合、削ることでウイルスを含んだ組織が周囲に飛散し、隣り合う指や手のひら、さらには顔や唇へと自家接種(感染拡大)を引き起こす。
放置もまたリスクを増大させる。初期は数ミリの目立たない隆起であっても、時間の経過とともに病巣は深部へ拡大し、指の可動域を狭めたり爪の変形を招いたりする。家族間でのタオルの共用や、ジム・プールといった公共施設での接触感染を通じて、周囲の人々へウイルスを広げる媒介者になってしまうケースも珍しくない。