メレオロンが操る二つの能力、「神の不在証明(パーフェクトプラン)」と「神の共犯者(ステルスドルフィン)」は、念能力の概念を揺るがす圧倒的な秘匿性を持つ。前者は息を止めている間、自身の存在、気配、匂い、触覚に至るまで全五感から認識を完全に遮断する技だ。円による探索すら無効化し、相手の五感どころか脳の認識プロセスそのものをバイパスする。
そして後者の「神の共犯者」は、メレオロンが触れている対象人物にも「神の不在証明」の効果を同期・共有させる発展技である。この絶対的な効果の代償として課されているのが、彼の肺活量という極めて物理的な制限だ。呼吸を再開した瞬間に解除されるという致命的な隠された弱点が、戦闘時の圧倒的緊張感を生み出している。