全国の大手予備校やTOEIC専門スクールの学習指導データによると、「不定詞と動名詞の識別問題」における誤答率の約64%が、「日本語訳の丸暗記による時間軸の混同」に起因していると報告されています。
特に多くの受験生が直面する罠が、「日本語の『〜を覚えている』というフレーズに引きずられて、文脈を読まずに機械的にdoingを選んでしまう」というケースです。
例えば、TOEIC Part 5の文法セクションでは、以下のような引っかけ問題が頻繁に出題されます。
"All employees must remember ( to submit / submitting ) their timesheets by Friday."
この文では、「金曜日までにタイムシートを提出すること」という将来の締め切り・タスクについて述べているため、正解は未来志向の to submit となります。ここで単語帳の「remember doing = 〜したことを覚えている」という知識だけを頭の表層で引っ張ってしまうと、文意を捉え損ねて失点に繋がります。
大学入学共通テストや国公立・私立大学の二次試験においても、下線部和訳や自由英作文で「これから行うべき行動」を「doing」で書いてしまい減点される事例が後を絶ちません。言語を文脈とイメージで捉える訓練が不可欠です。