警察官という肩書きから連想される「頑固親父」「鬼軍曹」のようなイメージとは裏腹に、坂本修一さんの娘に対する接し方は極めて温和で包容力に満ちたものでした。
かつての特集番組や地元メディアのインタビューで語られたエピソードによると、父親はスケートの技術や試合結果に対して口を挟むことは一切ありませんでした。試合で思うような演技ができずに落ち込んで帰宅した日も、「お疲れさん、よう頑張ったな」と温かい言葉をかけ、娘が笑顔を取り戻すのを優しく待っていたといいます。
オリンピックの大舞台でメダルを獲得した際にも、父・修一さんは目立つ場所に出ることなく、「本人が努力した結果ですから」と控えめに語り、自らの功績を誇ることはありませんでした。SNS上でもフィギュアファンから「坂本選手の裏表のない明るさと大舞台での度胸は、お父さんの無償の愛と信頼があったからこそ」と称賛の声が多数寄せられています。