1980年代から自然発生的に始まったとされる「きのこたけのこ戦争」は、販売元である株式会社明治を巻き込み、公式な選挙イベントへと発展しました。中でも日本中を巻き込んだのが、2018年から開催された「明治国民総選挙」シリーズです。長年、販売数量やアンケート調査において後塵を拝してきたきのこ派にとって、この選挙戦はまさに雪辱を期す戦いでした。
2018年の第1回総選挙では、惜しくも「たけのこ党」に敗北を喫したものの、翌2019年の総選挙において劇的な転換点が訪れます。嵐の松本潤氏を党首に迎えた「新きのこ党」が結成され、大規模な改革マニフェストを掲げて猛烈な巻き返しを図りました。その結果、約1,098万票のうち新きのこ党が6,021,986票を獲得し、たけのこ党(4,565,799票)に約145万票の大差をつけて悲願の歴代初勝利を記録したのです。
この歴史的勝利は、単なるプロモーションの枠を超え、長年悔しい思いをしてきたきのこ派ファンの熱意を結集させる象徴的な出来事となりました。2020年の「国民大調査」でも各都道府県ごとの局地戦で熱戦が繰り広げられるなど、両者のライバル関係は日本のポップカルチャーとして定着しています。