このブームを支えているのは、単なる見た目の可愛らしさだけではない。裏側には、日本の冷凍食品業界と外食産業が長年磨き上げてきた成型・冷凍技術の結晶がある。
星型のような鋭角を持つ形状は、油で揚げた際に角から焦げやすく、冷凍輸送中に先端が欠けやすいという技術的ハードルを抱えていた。これを克服したのが各メーカーの飽くなき研究だ。株式会社ニチレイフーズや味の素冷凍食品株式会社をはじめとするトップランナーたちが牽引してきた加工技術は、外側を極薄のクリスピー層でコーティングし、内部の水分を逃さない構造を実現している。
定番のシューストリングやウェッジカットで勝負するファストフードチェーンに対し、家庭用冷凍食品は「食卓のエンタメ化」で差別化を図る。技術の進化が、崩れない完璧な星のシルエットを私たちの皿の上に届けているのだ。