映像メディアでのキレのあるトークとは対照的に、音声メディアで見せる彼女の語り口はどこか親密で心地よい。radikoを通じて深夜に流れる声には、勝負の世界の緊張感から解き放たれた等身大の女性としてのニュアンスが豊かに宿る。
ラジオのブースで見せるのは、相撲の話題で時に熱くなりすぎて早口になったり、日常の些細な失敗談を屈託なく笑い飛ばしたりする無邪気な一面だ。飾らない語り口から滲み出る人間的な温かみが、リスナーの耳を捉えて離さない。
視覚情報のないラジオという空間だからこそ、彼女の語彙の豊かさと声のトーンの繊細さが際立つ。電波の向こう側にいる一人ひとりに語りかけるような柔らかな時間は、テレビ画面で見せるストイックな顔とはまた異なる、深い魅力を放っている。