店舗が位置するのは、観光の中心地であるすすきのや札幌駅から少し離れた札幌市東区の静かな住宅街だ。立地としては決して「フラッと立ち寄りやすい」わけではない。それにもかかわらず、連日開店前から長蛇の列ができるのはなぜか。
そこには店主・東勝成氏の確固たる美学が存在する。「わざわざ足を運んででも食べたい特別な1杯を作る」という哲学のもと、インテリアから照明、丼の選定、麺のすする音にまで配慮された洗練された空間作りが徹底されている。雨はやさしく NO.2という店名が示す通り、本店とは異なる鶏白湯というアプローチに挑んだのも、自らの限界を常に更新し続ける職人魂の表れにほかならない。