半世紀以上にわたって描き続けられた膨大なエピソードの中には、長年のファンをも驚かせる意外な裏設定が幾重にも隠されています。例えば、スヌーピーの犬小屋の内部についてです。外観は小さな赤い犬小屋ですが、内部は地下室付きの大豪邸であり、ゴッホの絵画やワイエスのアート作品、さらにはビリヤード台まで備え付けられているという驚くべき設定が存在します。
また、スヌーピーの兄弟たちにもユニークなドラマがあります。砂漠で一匹暮らしをするスパイクや、ふくよかな体型のアディ、変装が得意なオラフなど、八兄妹それぞれが孤高の生き方を貫いています。さらに、チャーリー・ブラウンが持っている赤い凧を毎回呑み込んでしまう「凧食いの木」や、ルーシーが毛布を奪おうとするライナスの「安心の毛布(ライナス症候群)」など、登場人物たちの持つトラウマや執着は、現代の心理学的な観点からも深く考察されています。