かつて『パンピング・アイアン』で描かれたゴールドジムの黄金期、アーノルド・シュワルツェネッガーをはじめとする偉大なチャンピオンたちは、フリーウェイトのダンベルフライを中心に強靭な胸板を作り上げた。しかし、現代のIFBBプロやトップトレーナーたちのアプローチは大きく進化している。
バイオメカニクス(生体工学)に基づいた Technogym などの高精度マシンが登場した現代において、安全性と高負荷の維持を両立できるマシンフライの価値は再評価されている。さらに、YouTubeなどを通じて解剖学的な根拠に基づいたフォーム調整術が拡散されたことで、感覚に頼るトレーニングから「科学的に効かせる」ウエイトトレーニングへとトレンドが移行した。古典的な追い込みと現代の生物力学的アプローチの融合こそが、令和のボディメイクの到達点だ。