1968年、新興レーベルだった日本クラウンからリリースされたこの楽曲は、瞬く間に全国の街頭やラジオから流れ出し、社会現象となった。高度経済成長期の熱気と相まって、日本全体を鼓舞するアンセムへと成長していったのだ。
その到達点となったのが、同年の大晦日に放送された第19回NHK紅白歌合戦だ。紅組のトップバッターとして登場した水前寺清子が放った圧巻のパフォーマンスは、テレビ画面越しに全国のお茶の間へ強烈な勇気を届けた。NHKのステージで彼女が見せた全身全霊のステップと力強い歌声は、今なお日本の放送史に残る伝説的な瞬間として語り継がれている。