精神的なイライラや身体のだるさを伴う場合、日本産科婦人科学会が定義する「月経前症候群」(PMS)の主要な身体症状として下痢が現れている可能性が高い。一方で、精神的プレッシャーによって腹痛や下痢を繰り返す「過敏性腸症候群」(IBS)が基礎疾患として重なっているケースも珍しくない。
日本消化器病学会のガイドラインでも指摘されている通り、脳と腸は自律神経を介して密接に連携している。女性ホルモンの急激なアップダウンは自律神経のバランスを大きく揺さぶり、自律神経失調症に似た交感神経の過緊張を招く。ストレスとホルモン変動が掛け合わさることで、腸管の知覚過敏が限界値を超えてしまうのだ。