ネット上の不正確な情報や自己流の民間療法を鵜呑みにすることで、症状をかえって悪化させるケースが後を絶ちません。皮膚科医が警鐘を鳴らす代表的な誤解とNG行動を整理しました。
誤解①:「熱いシャワーを当てて痒みを麻痺させる」は極めて危険
激しい痒みに対し、一時的に感覚を麻痺させようと43度以上の熱湯シャワーを患部に当てる人がいますが、これは肥満細胞を激しく刺激してヒスタミンの大量放出を招く最悪の行為です。直後は気持ちよく感じても、数分後にリバウンドとして耐え難い痒みと広範囲の浮腫を誘発します。
誤解②:「血行を良くすれば蕁麻疹は消える」という思い込み
肩こりや冷え性改善の感覚で長湯をしたり、サウナで汗を流そうとする行為は、温熱蕁麻疹・コリン性蕁麻疹の双方にとってトリガーを連続して引き続ける自殺行為に等しいと言えます。体温を急激に上昇させる行為は発症リスクを跳ね上げます。
誤解③:「ゴシゴシ洗いで皮膚の汚れを落とせば治る」という誤認
湿疹のようなブツブツを毛穴の詰まりと勘違いし、ナイロンタオルで擦る行為は厳禁です。機械的擦過刺激(物理性蕁麻疹の誘因)が加わり、温熱刺激との複合反応によって重篤な皮膚炎へと移行するリスクがあります。