富山県出身のスポーツ選手といえば、真っ先に名前が挙がるのが八村塁選手です。富山市立奥田中学校時代にバスケットボールと出会った彼は、恵まれた体格だけでなく徹底した基礎練習と強い克己心で頭角を現しました。その後、米ゴンザガ大学を経て2019年のNBAドラフトで1巡目全体9位指名を受け、ワシントン・ウィザーズ、そして名門ロサンゼルス・レイカーズへとステップアップ。アメリカのファンからも「Rui」の愛称で親しまれ、2026年現在も世界最高峰の舞台で攻守の要として輝き続けています。
八村選手はインタビューの折に「富山のおいしい水と白米、そして恩師の言葉が自分の土台」と語っており、地元富山への感謝を常に忘れません。彼が愛食する富山名物「白えびビーバー」が全米で一時的なブームを巻き起こしたエピソードは、地域文化を世界に発信した象徴的な出来事でした。
一方、国技・大相撲の舞台で県民に熱狂をもたらしたのが朝乃山(富山県富山市出身)です。富山商業高校から近畿大学を経て角界入りし、2019年5月場所には富山県出身力士として大正5年の太刀山以来、実に103年ぶりとなる幕内最高優勝を果たしました。右四つからの力強い寄りを得意とする正統派の取り口は、多くの相撲ファンから「平成・令和の王道相撲」と高く評価されています。怪我や試練を乗り越えながら土俵に立ち続けるその姿は、北陸の粘り強さを体現しています。