静寂の職場で笑いが止まらない「失笑恐怖症」脳と自律神経の誤作動

静寂の職場で笑いが止まらない「失笑恐怖症」脳と自律神経の誤作動

静寂の職場で笑いが止まらない「失笑恐怖症」脳と自律神経の誤作動の重要ポイントを解説します。専門的な知識がチェックできます。

「笑いが止まらない」という症状は、近年エンターテインメントの文脈でも大きな話題を呼んだ。世界的な大ヒットを記録した映画『ジョーカー』では、主人公アーサー・フレックが緊張や不快感を覚えると発作的に笑い出してしまう「情動制御障害(仮性球麻痺)」を患っている様子が鮮烈に描かれ、観客に強い衝撃を与えた。

また、Netflixなどで配信される暗いトーンの心理スリラーやドキュメンタリー作品においても、異常な状況下で狂気的な笑いを浮かべる人物描写が頻繁に見られる。しかし、フィクションにおける過激な演出と、日常生活で当事者が直面する苦痛との間には大きな乖離が存在する。画面の向こう側の劇的な演出とは異なり、現実に失笑恐怖症に悩む人々が抱えているのは、社会生活の崩壊に対する切実な恐怖なのだ。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。