沿岸部において最も警戒すべき要素の一つが「高潮」です。台風の強い低気圧による海面の吸い上げ効果と、暴風による吹き寄せ効果が合わさることで、海水面が異常に上昇します。特に大潮の満潮時刻と台風の接近が重なった場合、防波堤を越えた海水が沿岸市街地へ一気に流れ込む危険性があります。
過去に甚大な高潮被害をもたらした台風のケースと比較しても、今回の台風15号は潮位の押し上げ速度が極めて速いと予測されています。港湾施設や臨海部の地下街、ゼロメートル地帯では、浸水に対する事前の水防用具の設置や高所への退避が命を分けるポイントになります。