変面の世界において近年注目すべき大きな変化は、日本人の変面師や、日本を拠点に文化普及を行う芸術家の台頭です。
国立中国戯曲学院を卒業し、巨匠・毛庭斎氏に師事した経歴を持つ実力派演者が2023年に設立した「中国変面芸術センター(CMAC)」などの組織は、「変面を誰もが知る芸能に」を合言葉に、全国各地での指導育成や国立能楽堂での実験的公演を展開しています。2026年に向けて開催される「変面フェス」のように、本場の神業と日本の舞台美意識が融合した新たなエンターテインメントが続々と誕生しています。
また、厳しい修行を経て中国の正統な流派から認められた日本人変面師たちも、テレビ番組や全国の商業施設、学校公演などで幅広く活躍しています。彼らは言葉の壁を感じさせない軽妙なトークや、日本の観客に馴染み深い演出を取り入れることで、変面という古典芸能をより身近で親しみやすいエンターテインメントへと進化させています。