Q1:穴子とうなぎは生(刺身)で食べられないのですか?
A1:うなぎや穴子をはじめとするウナギ目の魚の血液(血清)には「イクシオトキシン」というタンパク質性の毒素が含まれています。目に入ると結膜炎を引き起こし、口から大量に入ると下痢や呼吸困難を起こす危険があります。この毒素は加熱処理(約60℃で5分以上)によって完全に無毒化されるため、加熱調理が基本です。専門技術を持つ一部の職人が完全に血抜きを施して提供する薄造りを除き、一般家庭で生食することは絶対に避けてください。
Q2:蒲焼のタレはうなぎ用と穴子用で作り方が違うのですか?
A2:明確な違いがあります。うなぎのタレは濃口醤油・みりん・酒・砂糖にうなぎの骨を香ばしく焼いて煮出し、強い脂に負けない濃厚なとろみを持たせます。穴子のタレ(ツメ)は、穴子を煮た後の煮汁をベースに砂糖や醤油を加えてじっくり煮詰めたもので、素材本来の出汁の甘みと旨味が凝縮されたまろやかな仕上がりになります。
Q3:市販のうなぎと穴子を温め直す際の上手な方法は?
A3:市販のうなぎ蒲焼は、あらかじめ表面のタレを水やお湯で軽く洗い流し、酒を少量振って魚焼きグリルやフライパンで皮目をパリッと焼くと香ばしさが蘇ります。一方の煮穴子は、電子レンジの強加熱だと身が硬化するため、酒を振ってラップをし、弱出力でじっくり蒸らすように温めるか、湯煎で温めるとふっくらとした食感を損なわずに美味しくいただけます。