興行収入の記録を塗り替え続けるメガヒットシリーズの最新作『犯罪都市4』。今作でキム・ムヨルが演じたのは、傭兵出身の残虐非道な悪役ペク・チャンギだ。鋭利なナイフを操り、一切の迷いなく標的を追い詰める冷酷なフィジカルを作り上げるため、彼は撮影前に約10kgもの増量を敢行した。
単に体重を増やすだけではない。脂肪ではなく、切れ味鋭い筋肉の鎧を纏うための過酷なトレーニングが連日続いた。かつて映画『悪人伝』で怪力男を演じるマ・ドンソクと拳を交えた経験を持つ彼だが、今作の共演にあたっては「マ・ドンソク先輩の拳に対峙するには、生半可な体つきでは一撃で吹き飛ばされる」という危機感があったという。食事管理とウエイトトレーニングを徹底し、まさに肉体を“武器”へと昇華させた。
現場スタッフによれば、撮影の合間にもダンベルを手放さず、セットの裏でギリギリまでポンピングを行っていた姿が印象的だったという。一切の無駄を削ぎ落とした鋭利な刀のような肉体美と、一瞬の隙も与えない死角なきアクション。スクリーンに映し出されたその圧倒的な佇まいは、観客に本物の恐怖を植え付けることに成功した。