交際が報じられた当初、世間を驚かせたのはそのオープンな関係性だった。満島ひかりはかつて永山絢斗の実兄である永山瑛太と数々の名作ドラマで共演しており、永山家とは家族ぐるみの付き合いがあったのだ。週末になると都内の住宅街で、兄弟や家族とともに食卓を囲む二人の姿が目撃されるなど、将来を見据えた落ち着いたパートナーシップを築いているように見えた。
だが、歯車は徐々に変化の兆しを見せる。当時、満島ひかりが所属していた名門芸能事務所「ユマニテ」からの独立がその発端だった。日本のテレビドラマや映画界で圧倒的な地位を築きながらも、大手事務所の庇護を離れてフリーランスの表現者として舵を切った満島。自らの直感と感性だけで作品を選び、クリエイティブの主導権を握る彼女の急進的な生き方は、組織に身を置きながらキャリアを積み上げていた当時の永山絢斗との間に、目に見えないテンションを生み出していった。