益城町に位置するグランメッセ熊本は、フラットなアリーナ空間を自在に活用できる九州屈指の多目的展示場だ。一般的なスタジアムやドームとは異なり、ステージと客席の物理的・心理的距離が極めて近い。どのブロックに配置されてもメンバーの息遣いを肌で感じられるのが最大の魅力と言える。
音響設計の面でも、アリーナ後方まで均一な音圧を届けるための特設ディレイスピーカーや大型ビジョンの配置が綿密に計算されている。アリーナ席の前方ブロックでは清水依与吏の情感あふれる表情やギターの細かなピッキングが肉眼で捉えられ、後方エリアや仮設スタンド席からは会場全体の一体感と照明演出のスペクタクルを余すところなく俯瞰できるレイアウトが予想される。