安くまとめ買いしても、保存に失敗してコクゾウムシを湧かせたり、脂肪酸度が上昇して古米特有の臭気を出してしまっては本末転倒だ。米は生鮮食品であり、気温15度以下、湿度70%前後の環境が理想的な保管条件となる。玄米の入ったクラフト紙袋のまま床に直置きするのは厳禁で、すのこの上に置き、風通しの良い冷暗所で管理するのが鉄則だ。
プロが推奨する家庭用保存テクニックは、密閉容器と脱酸素剤の併用である。30kgの玄米を5kgずつチャック付きの極厚アルミジッパーバッグに小分けし、エージレス(脱酸素剤)を同封して空気を抜く。このひと手間で酸化速度を劇的に遅らせることができ、冷暗所であれば半年から1年近く新米同等の風味をキープすることが可能になる。