エヴァンゲリオンに登場する使徒の正体は、人類を脅かす単なる侵略者ではなく、地球生命の可能性を分かち合った「もうひとつの兄弟」でした。生命の実を選んだ使徒たちの圧倒的な孤高と、知恵の実を選び群れ集いながら傷つけ合う人類の不完全さ。その対比は、30年以上を経た現在も観客の胸を激しく揺さぶり続けています。
テレビシリーズから新劇場版完結に至る長い旅路の中で明かされたのは、他者との違いを恐れて完全にひとつへ溶け合うこと(補完)ではなく、痛みを伴う境界線を受け入れながら、それでも他者と共に生きていく人間の尊厳でした。使徒という鏡を通して描かれたこの深遠な人間讃歌こそが、エヴァンゲリオンという作品が時代を超えて愛され続ける最大の理由と言えるのではないでしょうか。 (出典: エヴァンゲリオン 使徒 正体(Yahoo!ニュース))
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