ネット上の情報では「勉強アプリさえあれば塾やドリルは一切不要」「無料アプリだけで中学受験も対応できる」といった極端な意見が見受けられますが、これは明らかな誤解です。
第一の盲点は、「無料アプリにおける広告表示のリスク」です。完全無課金アプリの多くはバナー広告や動画リワード広告で運営されていますが、小学生向けではない不適切な広告が表示されたり、広告をタップして学習が中断されたりするケースが多発しています。子どもの集中力を乱さないためには、広告非表示の買い切り版を購入するか、通信遮断環境でも動作するアプリを選ぶ慎重さが求められます。
第二の盲点は、「タブレット学習と紙の学習の脳活動の違い」です。教育心理学の研究現場からは、デジタル端末での学習は「情報の拾い読み(スキャニング)」になりやすく、深い記憶の定着や長文読解には紙の媒体の方が優れているというデータが示されています。アプリは「知識のインプット・反復」に使い、思考を整理して記述する作業は「紙のノート」で行うという、役割分担の意識が不可欠です。