麻生太郎氏が着用するスーツの多くは、東京・銀座に拠点を構える老舗名門「銀座テーラー(GINZA TAILOR)」をはじめとする最高峰のテーラーで仕立てられたフルオーダースーツです。銀座テーラーは昭和期から政財界の重鎮や文化人に愛され続けてきた名門であり、1着のスーツに対して専任の職人が数百に及ぶ工程を手作業で縫い上げることで知られています。
麻生氏のスーツにおける仕立て価格は、選定する生地やディテールによって異なるものの、1着あたりおおむね30万円から60万円以上、高級インポート生地を用いた特別な一着では100万円クラスに達することも珍しくありません。英国の名門「スキャバル(Scabal)」や「ドーメル(Dormeuil)」、イタリアの「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」といった最高級のミル(織元)の生地が惜しみなく使用されています。
麻生氏はクレー射撃の元五輪代表選手というアスリートとしての経歴を持ち、長年の競技生活によって左右の肩の高さや筋肉の付き方に特徴があります。銀座テーラーの熟練職人は、その身体の歪みや癖をミリ単位の補正で完璧にカバーし、肩パットの厚みや襟(ラペル)の返り、ウエストシェイプの位置をミリ単位で調整することで、威厳と気品に満ちた完璧なシルエットを作り上げています。